みずのラン活ログ

マラソンの練習やレースの記録を備忘録的に綴ってます

【レース】’18 柴又100Kのログ その2

20~30km(27′06″_26′32″)

手元のGARMINでは5′16_18_26_22_37_26_25_00_25_13

20kmを過ぎてすぐにマグオンのグレープフルーツ味を摂取。

両足の窮屈感はなかなか消えず。徐々に痛みに変わってきた。

日差しもドンドン強くなり、エイドにはすべて立ち寄って給水。

この時点ではまだかぶり水をせず、首に巻いたタオルへ水を含ませ冷やしながら走っていたが、身体はかなり火照っていた。

タイムロスを気にして、エイドも極力ペースダウンしないように努めたからだ。。。

第11エイド(28.1km地点)のアミノバイタル(赤)もしっかり摂取させて戴いた。

 

30~40km(27′16″_29′45″)

手元のGARMINでは5′18″_13_35_21_24_35_32_6′34″_5′27″_6′22″

なんとかペースを維持しようと努めるも足の窮屈感に加え、水~金曜日の展示会立ちっぱなしから来たと思われる足裏の痛みも出てくる始末(汗

ついに、エコ・スポいずみのエイドで立ち止まってがっつりかぶり水をしていただいた。めちゃくちゃ気持ち良かったのだが、靴もビショビショになるほど水をかけて頂いたので窮屈感が増してしまい、40km地点で立ち止まって靴紐を解いて少し緩めることにした。

かぶり水と靴紐の調整をした区間はサブ10ペースに少し借金も、5km毎ではぎりぎり貯金ができていた。

 

40~50km(28′37″_39′59″)

手元のGARMINでは5′37″_31_49_42_42_45_36_29_29_15′01″

靴紐を緩めたものの、残念ながら窮屈感及び足裏痛は解消せず。(あとで原因がわかりました)

日差しが強い中だったが、アームカバーが邪魔に感じて脱ぐ。

ちょうど45km地点くらいでトップランナーとすれ違った。速いわー

河川敷を離れた46km地点くらいで″まぁさん″にご挨拶することができた!

おそらくその段階では2位?だったのではなかろうか?すげーっす。

河川敷を離れると風があまりなく、なかなか次のエイドにたどり着かない。

なんとか49kmの大エイド″ひばりの里″に到着!!

とりあえずドロップバックに預けてあるエアーサロンパスを吹きかける。

カーフスリーブもめくってふくらはぎにも吹きかける。

幸い、脹脛靭帯炎や鵞足炎の痛みは無かったのでテーピングは使わずスルーした。

急いでジェルをカフェイン入りに入れ替え、うどんやスイカを戴く。

再出発前にアームカバーはもう邪魔だからドロップバックに預けようとコンテナに戻ったが、すでに自分のバックが入ったコンテナは回収されていた(汗

このあたりも経験の無さが露呈した形だ。一度いらないと判断したアイテムを51km持って戻らないといけないことが重荷に感じた。

エイド滞在はおおよそ10分。折り返しの時点でサブ10イーブンペースに対する貯金は15分程度しかなった。

 

50~60km(30′15″_32′31)

手元のGARMINでは5′57″_55_6′18″_5′59″_53_54_6′36″_40_5′51″_41

再スタートをきってからは身体が思うように動かなくなっていた。。。

ただ、51km手前でマッスルランナーの″スガワラさん″に気づくことができ、ご挨拶はできた。

五霞町エリアは風がなく、とにかく暑かった。(ちょうど暑い時間帯ですね)時計を見るとキロ6分ペースが表示で見えるようになり、メンタル面で弱気になる原因を自ら作っていた。あと半分、貯金15分では絶対に無理だと諦めモードになっていた。本当に弱い。。。リタイアも考え出すくらいに追い込まれていた。。。

地味に短い距離だが未舗装の砂利道区間も足裏痛に追い討ちをかけられた気分だった。

 

60~70km(40′23″_41′08″)

手元のGARMINでは7′16″_5′40″_9′02″_12′42″_6′41″_28_8′29″_6′26″_8′35″_9′09″

7分台のラップが出た段階でなぜかサブ10を諦めてしまった。

日差しもガンガン照りつける、火照って暑いし足裏も着地の度に痛い、メンタルも完全にへし折られていた。

65kmの計測マットを踏んだのが12時59分34秒。貯金が無くなった=サブ10無理と決めつけてしまい、エイドは完全に立ち止まり、ついには歩くようになってしまった。

回りも相当苦しそうに見えた。

同じように少し走っては歩く、それを繰り返しながら抜きつ抜かれつのランナーのゼッケンナンバーを覚えるようになっていた。

エイドで、ゼッケンナンバーが近い方に思い切って話しかけた。(ゼッケンナンバーが近い=目標タイムが同じ位だからという安直な理由で)

みず『いや、きついですね~』

Nさん『いや、ほんとシンドイですね。』

みず『自分、サブ10狙いだったんですが、コンディション的にもう無理そうです。足裏が痛くでゴールまでたどり着けるかどうか。。。』

Nさん『同じくサブ10狙いでしたが・・・』

きついながらもお互いに初ウルトラでサブ10を目指していることが判明し、しばらく並走する形に。

Nさんは自分のちょうど10歳ほど年上で、フルはサブエガ達成の実力者。

談話しながら走ったほうが気もまぎれるしお互いに楽ということもありこれまでのラン暦から柴又を出るにいたった流れ、身の回りのざっくりした会話をしながら足を進めた。Nさんと並走し始めてから本当に楽になった。

 

70~80km(32′31″_48′51″)

手元のGARMINでは7′12″_6′13″_9′01″_6′00″_5′54″_6′10″_7′56″_6′11″_13′57″_12′50″

ちなみにいまさらですが、手元のGARMINは最終的に101.16kmでした。このあたりで800mくらいズレていました。

Nさんとはエイド間は無理のないペースで走る。上り坂は歩くという形で時に引っ張り、引っ張られながら並走を続けた。

Nさんは77.3kmのエイド手前で一度大きくペースダウン、さきに行ってくれとのことで自分はリズムに乗れているうちに先行し、スペシャルバックのあるエイドで待つことにした。この先は待望の晴輝さんエイドがあるし、一緒に行けば恩恵を受けてもらえると思ったからだ。

ちなみにスペシャルバックに入れていたジェルはホットになっておりとても摂取する気になれず、捨ててしまった。カフェイン入りのアミノダイレクト(金)は給水に混ぜて摂取した。無事にNさんも到着し、歩を進める。

晴輝さんエイドのことを話し、エアーサロンパスとコーラが待っていると身体を鼓舞させ(歩いてもいますが。。。)、ついに晴輝さんエイドに到着!!

恐らくかなりヘロヘロながら、好き勝手な要求をしたのではないかと思う。そんな自分に嫌な顔ひとつせずにフレッシュな笑顔で、見ず知らずのNさん含めサポート頂けたことには本当に感謝だ。

冷えたコーラも生き返るし、氷袋も最高にリフレッシュできた。

記念撮影をし、残りハーフマラソン1回分だよ!との激もいただいて、この場を去ることが惜しいながらもゴールへ向けて再出発をした。

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80~90km(36′55″_38′38″)

手元のGARMINでは7′03″_25_54_6′35″_8′34″_6′14″_7′33″_00″_6′19″_7′14″

向かい風が強くなってきたが、暑さがやわらぐのでさほど気にならない。

時折、雲が日差しを遮るようにもなり、走りやすくなってきた。とはいえ、基本はエイド間を走り、エイドではがっつりかぶり水と給水、トイレなどを済ませながら引き続きNさんと並走した。

Nさんは晴輝さんエイドのコーラと氷でだいぶ復活しており、エイド間で自分が遅れを取るようになっていた。

85.7kmのエイドを過ぎて少ししてからリズムに乗っているNさんにはさきへ行ってもらうことにした。

自分はマイペースに、坂道もゆっくりだが走るように心がけて歩を進めた。足はもちろん痛いが、ここまでくれば残り10kmすこしということも気持ち的に楽になったか、なんとか進むことはできた。

このあたりでアームカバーを再度装着した。

 

90~100km(32′36″_30′11″)

手元のGARMINでは10′04″_6′34″_24_28_7′16″_6′01″_12_5′59″_6′20″_5′55″_47_0′49″

いよいよ残すは10km。平日の練習ではなんなくこなすような距離だ。

時計を見ながらサブ10はだめでも、サブ11はやりたいとおもい進める限り走って進む、エイドの滞在時間も極力少なくなるよう努めた。

この区間はほとんど追い越されることも無く、60kmランナーや時折100kmランナーを交しながら進めたので一人でも気持ち的にはかなり楽になっていた。

これだけ疲れているのに、メンタルの影響はかなり大きいと思い、50-60km区間で弱気になってサブ10を諦めた自分を悔やんだ。

そして、ついにゴールゲートが見えた!Nさんも身を乗り出して声をかけてくれているじゃないか!!!

さすがにダッシュはできないが、さいごは振り絞るように走り、グリコポーズでフィニッシュテープを切った!(普段しないグリコポーズが自然と出たのは今思い返すとびっくりだが、それほど完走できた喜びが大きかったからだとおもう)

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記録は10時間50分24秒!

初ウルトラはなんとかサブ11でゴールできた!!

いろいろなものがこみ上げてくるが、まずはNさんのところへ向かい、二人とも無事に完走できたことを喜び分かち合った。

正直、リタイアせずにゴールできたのはレース中に偶然出会ったNさんのおかげといっても過言ではない。Nさんも同じように思っていたようだ。

Nさんとはゴール後も行き先が同じである京成高砂駅までを共にした。

連絡先も交換し、来年のリベンジを誓ってお互いの家族が待つ家路へ着いた。

(打ち上げ!と行きたかったが、家では息子が楽しみにしているたこ焼きパーティーが待っていたので泣く泣く)

 

なお、ゴール後にシューズを脱いでびっくりしたのは右足の爪がパカパカしていまにも剥がれ落ちそうになっていたことと、左足首のかかと部分が靴擦れを起こしていたようでぽっこり膨れていた。。。こりゃ色々と痛いわけだw

原因は自分にあるのですが、初ウルトラ!と意気込んで少しでも足への負担を和らげようと考え新調したザムストの5本足ソックスを履いたのがわるかったようです。

ふだんの練習やこれまでのロング練で使っていたソックスよりも明らかに生地が厚く、それが原因でシューズの窮屈感を生み、しまいには爪の損傷、靴擦れを起こしていたのだ。。。

あさはかな作戦が失敗を招き、来年への自分へ伝える反省点のひとつだ。

 

反省と課題のまとめは次の機会にでも簡単にまとめてみようと思います。

 

柴又100K、キツイけど、運営やボランティアの方はとてもあたたかいサポートをしてくれます!

感謝します!

その証に、気が早いけど来年も出ます!

サブ10リベンジします!!