19年に五合目コースを完走、山頂コースへの出走権をゲットしたもののコロナで20年、21年と中止に。今年ダメならもう縁が無かったってことにしようとエントリーし、ようやく開催となりました。
そもそも自分がなぜ富士登山競走に挑戦するのかと聞かれるといわゆる市民ランナーグランドスラムを達成したいという単純な理由から挑戦していました。コロナ禍の前ってよく耳にしたけど大会の相次ぐ中止で市民ランナーグランドスラムって聞かなくなっちゃいましたね。まだその概念はあるのかな?
さてさて、そんなこんなで3年越しの開催。気持ちが昂りますね。ただ、山頂コースは当日の天候次第で打ち切りになる可能性もあるから油断はできない。経験者の皆さんが山の天気予報をアップしてくださっているのをハラハラしながら見ていました。
今回も19年大会同様に前泊しました。河口湖インター降りてから涼しさにビックリ。エアコンオフでも走行風が気持ちよかったです。少しでも高地順応しておこうかなと富士スバルラインで五合目まで行こうとしたんですがマイカー規制で行けず。中の茶屋まで行ってきました。
スバルラインで五合目まで行こうとしたらマイカー規制で行けなかった…無念。#中の茶屋 pic.twitter.com/PUhpIflBXY
— みず (@MizukiTakami) 2022年7月28日
その後はミスドで朝食を調達し、いつも使っているカプセルホテルへ。ふじやま温泉でまったりとしてほうとうを食べて…9時半過ぎには横になりました。ゴロゴロ雷が鳴っていて開催されるか不安でした。
当日は3時過ぎに目が覚めてしまい…とりあえずごはんタイム。
チャレ富士でも富士登山競走でもブレないよ。#勝負メシ #ミスド pic.twitter.com/tPvj7aPziB
— みず (@MizukiTakami) 2022年7月28日
ドーナツ3個にマフィン1個、R1ドリンクにマウントレーニアで。富士登山競走はフル並みのエネルギーを使うと聞いていたのでフルを走る時と同じメニューでいきました。結果的に山頂までは給水のみでいけたのでちょうど良かったです。
準備を済ませ、いざ会場へ。お久しぶりのメンバーから馴染みのメンバーと挨拶したり写真を撮ったりしていたらあっという間に開会セレモニーが始まっていて念のためとトイレに並んだらスタート整列が遅くなってしまいAブロックの最後方くらいに。
【スタート〜馬返し】
ロスは10秒。右端の方から前を走るランナーさんをパスしていきました。気温はそこまでたかくないけど日差しを遮るものがなくて暑い。さらに普段装着しないドライレイヤーを着ているためかノースリを捲り上げて風を取り込んでも身体が冷えない…これはちょっと誤算でした。市街地を抜け神社に入ると木陰となり助かりました。前方にはイナズマさんが見えていたのでイナズマさんを目標に走りました。このあたりはチャレ富士とコース被ってるんですよね。気持ち的に馴染みがあって走りやすい。そんなこんなで中の茶屋に着く前にイナズマさんをパス。中の茶屋をすぎてからはいっそう斜度が増すのですがその後も馬返しまでに数名のランナーをパスすることができました。
馬返しまでは50'58"
【馬返し〜五合目】
登山道に入ってすぐの階段でスローダウン。あっという間にイナズマさんにパスされ、スルスルと駆け上がっていくイナズマさんの背中をみて自分も走ろうと思うも登山道で走るスキルが無さすぎて愕然としました…自分的にまずロードと違ってシューズの着地先を気にしないとぐねりそうになる→着地先をしっかりみないといけないんだけどサングラスをしていたせいで山の中だと暗くて足元が見えずらい→じゃあサングラスをキャップにあげてしまえばいい話なんですけどあげてみたら今度は全体がぼやけて見えなくなる始末。。。(今使ってるサングラスは全て度付き。裸眼視力は0.1と0.4)
3年前はどうしていたんだろうと思って写真を見返したら馬返し以降、サングラスは額の上にあげていました。当時はコンタクトレンズ+サングラスだったのでできた技ですね。これは盲点でした。クリアレンズのサングラスにすべきだったなぁと…走れるところは小走りで走り五合目に到着。
五合目は1°39'39"(48'41")
【五合目〜八合目】
ここから先は未知の領域。キャップのインナーヘルメットチェックをうけてしばらくはまだ木があって走れたけど木が無くなってからは地面がサラサラしていて滑って上手く登れなくなる。走るという選択肢が消え、転ばないようにパワーウォーク、両手両足四つん這いになってなんとか登る感じ。鷹さん、ジミーさん、カズノコさんに追いつかれ、まったくついていけず…途中から明らかにボリュームゾーン?みたいにランナーが増えガンガン抜かれ…完全に心折れました。ちなみにめちゃくちゃタイム遅いですが給水で水を汲む以外は止まってません。ずっと動き続けているのにこんなに遅いんです。。。
八合目到着3°18'27"(1°38'48")
【八合目〜山頂】
ガスって上を見てもゴールがどこか分からず、延々と続く葛折りの急坂…いろんな人にあと何分くらいですかね?と聞いてはまだそんなにあるのかと泣きそうになりながらひたすら登りました。こんだけ遅くなったからみんなもう下山してるよな…寂しいなぁと思っているとなんかアナウンスが聞こえてきた。あ、もうすぐゴールっぽいと思ってようやく安心できました。で、最後のマット踏む手前だけ走ってゴールwww
山頂3°52'49"(34'22")
とりあえずウロウロしてコーラを買う茶屋みたいなところへ行くと鷹さん、ジミーさん、かずのこさんがまだいた!!ホッとしてとりあえずコーラをがぶ飲み。500円にはビビるけどなんとも言えない味でしたw
みんなで写真を撮る時にはガスが晴れてくれて良い写真が撮れました。
知らなかったけどほんとの山頂3776mはあの奥みたい。
【下山】
自分的になめちゃいけないのが下山。かなり急斜面で滑るしほんと怖かったです。かずのこさんにお付き合い頂きなんとか下山できましたが…途中雨も降って身体が冷えビニールポンチョ持ってきて正解でした。山の天気ってほんとコロコロ変わるんですね…
というわけで4年かけて富士登山競走山頂制覇できました!
市民ランナーグランドスラム達成です!
個人的に一番キツいのは間違いなく富士登山競走です。サブ3もサブ10もいまとなってはジョグ感覚でクリアできちゃいますし…
なお、富士登山競走は今回でキッチリ卒業します。仕事の都合もあるけどやはりロードやトラックと競技が違いすぎて…もしまた出るならタイムを狙うことになるわけだけど三ツ池クロカンや峠走だけではダメ。週末は山に行って山力(まずトレイル、不整地慣れが必要。スキル無さすぎて猛者の方には伝わらないと思うけど登山道走るの怖いです。岩場で足踏み外した時に脛を軽く打ったんですけどまじ痛かったし、転んだら怪我間違いなしだろうし…)を高めなきゃだし、日常的に13階までエレベータは使わず階段一段飛ばしで帰るとかしないとかな…それらがロードの競技力アップに繋がらないわけではないと思うけど自分には続けられないかなって思いました。今はそんなところが正直な気持ちです。
今度はゆっくり子供達と登山したいですね。ずーっと足元しか見てなかったので…
富士登山競走 完